お別れ会 通夜の新しいかたち

今週は月曜、水曜と通夜が続きました。
水曜日は、もとの勤務先に同期に入社した方のお別れ会でした。

昨年、腰の痛みから癌が疑われ、癌センターへ入院したものの、原発が不明で、放射線治療を受け, 8月には余命3ヶ月の宣告を受けたそうです。
自宅での療養を選択し、家族の介護、医師、看護師の往診で、車椅子での生活を続け、つい先日は73歳の誕生日を中華料理店で家族に囲まれて祝ったそうです。
精神力がとても強かったこと、家族の支えがあったことで、寿命が延びたことと思われます。

お別れ会は通夜の代わりに、無宗教式で執り行われました。
参列者は200名を超えていたと思われます。斎場に入れない人が入り口に並んでおられました。

近所に住み、元は同じ会社に勤めていた先輩で、同じNPOで活動していたSさんが司会進行しました。
まず、全員で黙とうし、その後、故人の各時代の親友6人が各5分くらいで、エピソードを交えながら、故人の人となりを話しました。時折笑いを誘う話があったり、歌まで飛び出しました。

故人はNPO活動のほか、俳句やシャンソンのグループに入ったり、謡曲を嗜んでいたようで、広い活動範囲と交友関係は驚くばかりでした。
終わりに、2年前、故人がまだ元気だった頃、シャンソンの発表会で歌ったビデオが紹介されました。

最後は故人のご長男が、病気が見つかってからのからの経過と謝辞を申し述べられました。
続いて順次お焼香し、お浄めの部屋へと移りました。

普通のお通夜とは違った新しい形式でしたが、故人を偲ぶ会として良かったと感じました。

数年前、所属する男声合唱団のおひとりが亡くなられたときは神式でしたが、通夜式のあと、ご遺族の了解を得て、霊前で5曲ほど皆で歌ったことがありました。一種の音楽葬のような形になりました。

葬儀・告別式は、普通は1時間で終わり、すぐ出棺となりますが、通夜の場合は1時間で儀式が終わったあと、故人をしのぶ時間がとれますので、昨今は告別式より、通夜への参加者のほうが圧倒的に多く、お浄めの席は、各ステージの同窓会のような雰囲気になります。

新しい通夜、葬儀のかたちが生まれてきて良いと思いました。






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